第2話 対蘭 宣戦布告
1月2日。
1936年シナリオで最初に発生するイベント。
シリンホト(錫林浩特)は、中国モンゴル自治区の草原の真ん中に位置する、人口15万ほどの町。北京から北へ飛行機で約1時間の距離である。鉄道も通っているようだが、詳細は不明。
この町を含むシリンホト・プロヴィンスが、どういう経緯で満州から日本に割譲されたのかは調べてもよくわからん。
ところで、この時点での満州国の閣僚は次のとおり。
1月21日。
史実どおりのイベント。ジョージ5世とロシア皇帝・ニコライ2世、ドイツ皇帝・ヴィルヘルム2世は従兄弟同士。第一次世界大戦ではこれらが敵同士として戦ったわけで…なんとも悲惨。
天皇陛下
「さて、軍の再編を進めながら、蘭印戦争開始まで取り組むべきは資源の備蓄であるな」
閑院宮統合参謀総長
「はい、仰せのとおりで。蘭印を占領してインドネシアを属国化すれば、当面の資源問題は解決できるのですが、それまでにある程度の資源を貯めこんでおかないと、蘭印戦争自体を遂行できませんゆえ」
広田外相
「そこで、米ソ両大国を中心に貿易協定の締結を申し込みます。この時点では、米国との関係も極端に悪いわけではなく、むしろ好意的に貿易に応じてくれますので。ソ連との交換レートも悪くありません。
今のうちに両大国から毟り取れるだけ取っておこうという肚で、断られても断られてもめげすに繰り返し協定の締結を呼びかけます。ほら、このとおり(↓)」
1月26日:我が国がシャムと外交協定を締結。
1月26日:アメリカ合衆国が我が国と外交協定を締結。
1月26日:ソ連が我が国と外交協定を締結。
1月29日:ソ連が我が国との貿易協定を解消。
1月30日:アメリカ合衆国が我が国との貿易協定を解消。
2月4日:アメリカ合衆国が我が国と外交協定を締結。
2月4日:ソ連が我が国と外交協定を締結。
2月7日:アメリカ合衆国が我が国との貿易協定を解消。
2月11日:アメリカ合衆国が我が国と外交協定を締結。
2月11日:ソ連が我が国と外交協定を締結。
2月14日:アメリカ合衆国が我が国との貿易協定を解消。
閑院宮統合参謀総長
「そろそろ蘭印戦争の準備を始めます。
まず、騎兵3個軍団をカオシュン(高雄)に移動。
また、セレベス(スラウェシ)島メナド上陸作戦実行担当の第2軍(司令部および第20歩兵軍団)を乗せる輸送艦隊については、所属基地をカオシュンに移します。所属基地が内地のままだと、作戦行動半径(航続距離)の関係で、メナドに強襲上陸をかけられないので。
それ以外の部隊を乗せた輸送艦隊は、メナド上陸・占領後に同地に基地移動すればいいので、作戦行動半径の限界まで、メナドに接近・洋上待機させておきます」
2月17日。
スペインが内戦への第一歩を踏み出した。
史実では、選挙での勝利を受けて成立した人民戦線政府(首班はマヌエル・アサーニャ)が次第に先鋭化し、暴力による反対派の排除に乗り出したことによって、右派勢力との対立が激化、植民地モロッコでフランコの指揮する軍隊が反乱を起こすと、地主・資本家・軍部・カトリック教会などの保守勢力がこれを支持して、スペイン全土を巻き込む内戦へと発展した。
3年間にわたる戦いの果てに人民戦線政府は崩壊、その後のフランコ独裁体制へと続いていくわけだが、この世界ではどういう展開が待っているのか。
2月26日。
2月26日:我々は2・26事件において “彼らの要求を聞く” と選択した。
“彼ら”とは、安藤輝三大尉や栗原安秀中尉ら反乱首謀者たちのこと。史実では、はかなくも鎮圧されて未遂に終わったクーデターだが、この世界では成功したことにする。
そうなると、事件への関与を疑われて(というか黒幕と見なされて)失脚した真崎甚三郎大将ら陸軍皇道派の将校たちも健在ということで、同じ陸軍内部で対立していた東條英機
ら統制派との力関係がどうなるのか非常に気になるところではあるが、まあそれはそれとして…
天皇陛下
「閣僚の顔ぶれも一新されたので、気持ちも新たに我が大日本帝国は世界制覇への第一歩を印すことにしよう」
林首相
「はい、それでは…」
2月26日。
2月26日:満州は日本の側に立ってオランダに宣戦を布告。
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コメント
ラッピングをお願いしたところ、メーカーの手提げ袋をつけてくださったのでとてもよかったですが、それを始めから商品説明の欄に書いておいてくださっていればもっと安心して買えたと思います。
投稿: スーパーコピー ジミーチュウ | 2021年7月24日 (土) 11時20分